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新国会では、憲法に「環境原則」導入を議論してほしい

年末の総選挙は、終わってみると、自民党の圧勝であった。公明党と合わせると325議席を得たという。

特に安倍自民党は憲法改正を掲げており、公約にもその趣旨が明記されているので、いよいよ日本の政治の中で本格的な憲法議論が始まるかと思われる。

起草されてから66年、誠に遅きに失した感があるが、私たちはかねてから日本の憲法に「環境原則」を入れるべきであると主張している。なぜならば、起草されてから一字一句も変えないうちに、世の中は日本も世界も極めて大きく変わり、その中でも地球温暖化や生物多様性の喪失など、環境の悪化は人類の存亡に関わる大問題となっているのに、日本の憲法には環境のかの字も書かれていないことに危機感を覚えたからである。そこで私たち環境文明21は、条文案を示し、環境原則を入れるべきであると主張している。
(詳しくはホームページをご参照ください)

憲法改正というと日本ではすぐに9条改正の是非が熱く議論されるが、私たちは9条問題と同程度に環境原則は重要だと考えている。安倍さんら政治家が私たちの主張に関心を持つかどうかは分からないが、おそらく10年、20年後には、環境の悪化と人類の存続が極めて大きな問題として誰の目にも明らかになると思う。その時になって環境原則に関わる憲法論議を始めてももう遅いのだ。
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by JAES21 | 2012-12-18 17:00 | 加藤三郎が斬る
環境教育推進法改正案が無事成立した。
当会がイニシアティブをとって平成15年に成立した法律だが、当初の法律はかなり骨抜きのモノだったことから、改正に向け再度要望を提出し成立を働きかけてきた。

改正案では、我々の提案のかなりの部分が反映されている。例えば、環境教育や環境保全活動の定義が拡大され、名称も「環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律」という長たらしいものから、「環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律」と変更された。

また、学校教育における環境科の導入の要望はかなわなかったが、それでも教職員の資質の向上のための措置を講ずると言った内容が盛り込まれている。

こうしたことに加え、我々が特に要望したことは、環境NPO等の環境保全活動を促進する仕組み、例えば、①政策形成・実施過程への参加の制度的保障のしくみ、②助成金拡大、③税の優遇措置等である。

改正された法律では、例えば、①に関しては、「多様な主体の意見を求め、これを十分考慮した上で政策形成を行う仕組みの整備及び活用を図るよう努める」となっている。

以前の法律にはまったく書かれていなかった内容が明記された点は、一歩前進であるが、「努める」といった段階で、今後さらに推し進めていく必要がある。また②や③についても、十分とは言い難い。

それでも、以前に比べれば、環境教育や環境保全活動を行う条件は、整備されてきている。後は、これをどううまく活用していくかだ。「法律は無縁のもの」などと言わず、賢く法律をつかっていくこと、それが持続可能な市民社会をつくる第一歩になると思う。(なお、当会会報7月号で詳細を述べる予定である)
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by JAES21 | 2011-06-08 14:20 | 藤村コノヱが斬る
通すべき法律を早く通して
環境教育推進法の改正案が先週金曜日に衆議院環境委員会を通過した。今週参議院での審議を無事通過すれば、2年越しの私たちの願いがかなうことになる。

もともと、この法律は私たち環境文明21が骨子案を作成し、議員立法を働きかけて成立したもの。しかし、当初の法律は、私たちの提案とは程遠いものであったことから、改正に向けては、環境政策形成過程への市民団体の参加の保障、学校における「環境科」の設置、環境保全活動を行う市民団体への支援強化などを要望していていたが、改正案ではその多くが取り入れられる形になっている。これが成立すれば、環境教育も環境保全活動もより進むはずだ。「『環境教育推進法』の改正に向けた要望書2008年11月18日」

しかし、一寸先は闇、が国会である。
2年前も与野党合意ができ、あと一歩のところで国会解散となり廃案になった経緯がある。それ以来、内容的には殆ど変化はない。要は、本来の議員の使命より、政局重視にあけくれて、2年という時間だけが過ぎたということだ。

政局・政争に明け暮れる国会には国民はうんざりしている。
そんなことより、災害復興、原発の鎮静化、そして通すべき法律をいち早く通してほしいものだ。
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by JAES21 | 2011-05-31 13:55 | 藤村コノヱが斬る
今通常国会に期待すること
平成23年の通常国会は間もなく、開始される。報道によると開会日24日が有力とあるが、いずれにしても、1月中には開会となる。この夏まで続く通常国会に私が特に期待するのは、次の5点である。

第1点は言うまでもなく、通常国会の前半を彩る平成23年度予算審議への注文である。私は、予算案に盛り込まれている、地球温暖化対策税と高速道路無料化のための予算に特に注文がある。結論だけ言ってしまえば、本ブログで何度も言っているように、温暖化対策税の2400億円(ただし5年かけて段階的実施して2400億円に達する)があまりに少なすぎる。また、高速道路の無料化に関わる1200億円は誠に中途半端な予算であり、天下の愚策である。高速道路の無料化政策については本ブログでも何度も触れているように、超低燃費車だけに限り、日本中どこでも(首都高・阪高を問わずどこでも)、無料にする。それ以外は無料にしない(料金を多少下げることはあってもよいが)。そのことによって、日本の自動車産業が超低燃費車(ハイブリッド車・電気自動車、さらに少し先の話だが燃料電池車など)の普及を促し、国際的な競争力を高めることになる。私の試算ではこれら超低燃費車に、高速道路を無料にしても、当面は年間数百億円程度だろう。とにかく、このような差別化政策をとらずして、ハイブリッド車はともかく、どうして電気自動車や燃料電池車の開発・普及を促すことができようか。高速道路の無料化という愚策を将来のための良策に変化させる唯一の方法はこれだと思う。国会審議を通して、これの実現を与野党議員がしてもらいたいと強く思う。

第2は憲法の議論の開始である。憲法については安倍晋三さんが内閣総理大臣の時かなり動いたが、その後は全く動いていない。動かす舞台すら参議院ではできていない。要するに、政治家のもっとも重要な、責任でもあり権限でもある、憲法を発議するための検討の場すらできていないのだ。これは単に怠慢と言うだけでなく、日本の将来にとって大きな禍根を残す。景気がこんなに悪く、政治がガタガタしているときに憲法論議ではあるまいという議論はあるかもしれないが、いま日本がこんなにガタガタし、衰退没落の道をころげ落ちつつあるのは、憲法議論とか税制改正とか支出構造の大転換とかそういう難しい問題・困難な問題に政治家が勇気を出して取り組まなかった不見識と怠慢による。また、それを許してきた国民の無責任さにもよる。せめて、今国会で議論を開始してほしい。

第3は、地球温暖化に絡めて、鳩山さんが約束した温暖化対策税以外のもう2つ、排出量取引の制度化と再生可能エネルギーの全量固定買取制の実施である。このうち、排出量取引については産業界の横やり、そして民主党内の労働組合出身の人たちの暗躍によってあえなくつぶされようとしているが、ぜひこれを今国会で議論し、日の目を見るようにしてもらいたい。

第4点目は、環境教育推進法の改正である。これは私たちNPOが頑張って今から6年ほど前に、環境教育推進法として議員立法で作ってもらったが、残念ながらNPOの意見を十分に取り入れなかったために、中途半端な法律になっている。これを改正してほしいということも数年前から、我々は具体的な修正内容を添えて言い続けてきた。やっと政治家も動いてくれたのだが、その後の衆議院解散や参議院選挙でこれも日の目を見ていない。議員の中にはこの法律改正を担いで下さる方もいらっしゃるので、ぜひやってほしい。

5点目は、以上要望したようなことがいずれもはかばかしくいかない、つまり、「やれ小沢だ」、「反小沢だ」などと、与野党ともに党利党略から角を突き合わせて国会は何もできないという状況になったら、即刻解散して国民の声を聴くしかない。今通常国会中解散があったとしても不思議ではない。しかし、できたら解散しないで、先ほど言った4点を何とか日の目を見るようにしてほしいというのが、私の期待であり注文である。
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by JAES21 | 2011-01-14 14:57 | 加藤三郎が斬る
国会はなぜ憲法改正を議論しない
最近、日本の社会が衰退し、国際的な競争力を失っているという論評が、各方面から出始めてきた。その原因はいろいろあろうが、政治家も経営者も難しい問題は先送りし、安易な問題ばかりを取り上げて、仕事をやっている振りをしていることがその一つであると思われる。
自公政権もそうであったが、民主党になっても、国民のばらまき政策ばかりに熱心で、消費税、環境税など、賛否が厳しく分かれ、あるいは国民にある程度の痛みを伴う政策は節操もなく先送りしてきた。
このような先送りの最大の事例は、憲法改正問題である。
現行の日本国憲法は、起草されてから既に60年以上経っている。この間に、世界も日本も大きく変わった。人口も経済も社会も、まさに根こそぎ一変したと言えよう。もし、戦前の日本だけを知る浦島太郎が今現れたら、最早同じ国とは思えまい。戸惑うどころの話ではない。しかしながら、この日本では、60年以上に亘って、憲法の改正どころか、既に重要な問題となっている環境問題などに対する条文の追加もしていない。憲法の改正発議は国会しかできない。従って、国会は、憲法の規定と国の現状との間の齟齬を常に監視し、必要な改正を提起しなければならないのに、議論すらしていないというのは、何事であろうか。
また、国民もこの問題に無関心すぎると思われる。多分、日本の経済社会の厳しい現況を考えると、憲法の議論などしている余裕などないと多くの人は感じているのだろう。しかし、そのように常に足元、目先ばかりを追い求めてきたのが、今の体たらくではなかろうか。中長期的に日本に必要な施策、目標、政治の理念を常に新しいものを掲げていくという覚悟と識見がなければ、日本は目先だけの落とし穴に落ち込んでしまうであろう。つまり、大事な問題を終始先送りしてきたこれまでの政治や、またそれを許した国民の怠慢が今日の衰退の真の原因と思われる。政治とカネ、成長戦略といったものに血道を上げるのも必要なことかもしれないが、しかし、同時に憲法改正といった将来を照らす問題に国会は取組み、また、国民も議員に強く勧めるべきである。
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by JAES21 | 2010-11-09 11:06 | 加藤三郎が斬る
隗より始めよ
国民の大きな期待のもとに発足した鳩山政権もわずか9カ月足らずで終焉を迎え、菅さんがその後を引き継ぐことになった。

温暖化対策基本法はどうなるのか、今のところ少しも新しくない「新しい公共」政策はどうなるのか、などなど、不安要素は山積みだか、そうしたことは別途記すとして、「無駄遣い」について少し述べたい。様々な仕分けが行われ、その方法には若干の異論があるものの、これまで公然と使われていた明らかな無駄が削減されたことは意味がある。しかし、その一方で国会議員は自らの無駄を削減することを忘れているように思う。政争に明け暮れ、国会議員の最も大きな責任である国会での政策審議をまともにならない、審議が遅れれば安易に国会会期の延長をする、そしてなにかあれば解散選挙を叫ぶ。こうしたこと自体、国民の目から見れば大きな無駄である。1日国会を開催するのにどれだけのエネルギーとコストがかかるか、選挙にどれだけの税金が投入されるか、はっきりした数字は分からないが、かなりの費用がかかっているはずである。

国会議員の削減や仕分けで廃止になった事業を本当に廃止するには様々な手続きが必要である。しかし、国会議員がもたらす無駄を省くには、国会議員自らが変わればいいのである。すなわち、国会の期間内にしっかりした審議をする、選挙選挙で明け暮れるのではなく与野党ともに国民が求めている政治、持続可能な社会に向かう政治を責任を持ってやる、そうした議員としての当たり前の姿に戻ればいいだけのことだ。「隗より始めよ」である。
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by JAES21 | 2010-06-10 18:49 | 藤村コノヱが斬る



環境文明21の共同代表「加藤三郎」「藤村コノヱ」の両名が、時事問題等を斬る
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