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存在意義を見せてほしい!野党民主党
1月25日に開催されて日本経済再生本部の場で、安倍総理は、前民主党政権のエネルギー・環境政策をゼロベースで見直すよう指示したことが報じられた。
すなわち、「2030年代に原発ゼロ」路線からの転換である。

この路線が打ち出されたのは、昨年9月のエネルギー・環境戦略会議での政府としての決定。
しかしその後の閣議決定では、それまでのエネルギー・環境戦略では明記されていた「原発ゼロ」の文言が消えていた。
そのことに対して、「これでは、原発ゼロは担保されない。政権が変ったとたんに、転換されるのではないか」と、ある公開の場で某政府高官に問うた。
しかし、官邸に近い彼は、「閣議決定されたものは、そう簡単に覆されるものではない」と、自信ありげに語っていた。

しかし、政権交代してわずか一月で、私の予感(というより、多くの心ある市民が心配していたこと)は的中した。

一体、政府が決めた決定とは何だろうか? 
一政権の決定が、こんなに簡単に転換されていいものだろうか? 
昨年の夏の国民的議論の結果が、こんなに簡単に無視されていいものなのだろうか? 
と、思わずにはいられない。

安倍総理は、これに加えて、「2020年に温室効果ガスの排出を90年比で25%削減する」という、鳩山元総理が国連で表明した目標についてもゼロベースで見直すよう求めている。

政治がどうであれ、政権交代しようがしまいが、
福島の人たちの苦悩は続いているし、原発の危険性、核廃棄物問題は全く解決されていない。
そして、世界各国での異常気象も止まるところを知らない。

昨日から通常国会が始まった。
多くの国民の期待を裏切った民主党ではあるが、
「原発ゼロ」「25%削減」の方向性は決して間違っていない。
再度、野党としての力を発揮し、「時代を後戻りさせない」という強い意志を国民に示してほしい。
そうでなければ、民主党の存在意義はますます薄れることになるだろう。
by JAES21 | 2013-01-29 17:00 | 藤村コノヱが斬る
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環境文明21の共同代表「加藤三郎」「藤村コノヱ」の両名が、時事問題等を斬る
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