市民活動出身の菅さんが首相になって、NPOとしては少なからず期待した。しかしその期待は早くも裏切られそうである。「参院選に勝利することが最大の目標である」という趣旨の発言がテレビを通じて流れてきたのである。党内での発言であり、おそらくその前後にはいろんな発言をしているものと思われるが、それにしても、就任早々の発言がこれでは、「菅さんも他の政治同様、やはり選挙のことしか考えていないのか」とがっかりしてしまう。
また昨日6月22の党首討論会で、みんなの党の渡辺さんの「毎年4~5%経済成長すれば、5年くらいで財政赤字は解消する。だから消費税なんか入れる必要はない」という趣旨の発言にも唖然!!そんなばかげた話を信じるほど、国民はバカではない。
双方とも、その前後の発言は放映されないから、真意は分からない。しかし、ニュースなどのマスコミ報道はある部分だけ切り取って報じるのが常識である。だとすると、どの部分を切り取って報じられてもいいように、政治家はもっと緊張感と責任感を持って一言、一言発するべきである。