環境文明21は、環境負荷の少ない持続可能な環境文明社会の構築を目指す環境NPOです。
  

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経済成長3%とデフレ脱却
またぞろはじまった政治家の“成長とりつかれ病”である。安倍晋三自民党総裁は、公約においてデフレ・円高からの脱却を最優先し、名目3%以上の経済成長を達成するという。その対策としては、2%の明確な物価上昇目標、その達成に向け日銀法の改正も視野にするという。人口が減り始めており、ゆるやかなデフレ状態であるのに、どうして名目3%以上もの成長をさせなくてはならないのだろうか。

そもそも、デフレは需要不足から発生する。その需要不足は何から発生しているのか。
労働者の3分の1以上が非正規で、年収200万円以下の人が沢山おり、しかも、グローバル経済の中で労働賃金や物価は、世界の低い水準のほうに引きずり降ろされているときに、なぜ2%もの物価上昇が出来るのだろうか。日本経済の実態も、泥沼化した経済のグローバル化も全く理解していない能天気な政策としか思えない。

私は自民党の政策の全てが悪いと思っているわけではない。自民党の中にも現実を直視している政治家がいることを知っているが、安倍さんのこの能天気ぶりは一体どこからきているのか。政権を放り出した過去の失態を一時、国民に忘れさせるためなのか、もし、そうだとしたら、甚だ迷惑な話である。

自民党が政権を担おうと思っているのなら、この日本と世界を取り巻く政治経済上の実相を真剣に見つめ、そして、日本が一時的な経済成長を追い求めるのではなく、経済・政治大国ではなくとも平和で伝統文化や環境が香る国にすることに真剣に取り組むべきだと思う。
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by JAES21 | 2012-11-22 14:46 | 加藤三郎が斬る
いよいよ国会が解散された。
温暖化問題など環境政策には、ほとんど関心も示さず、成果も出さなかった野田首相。
しかし、先日の解散宣言では、政治家としての姿勢・志が感じられ、野田首相に対する私自身の評価は、やや好転した。

一方、民主党では離党者が続出。
しかし、もともと民主党は、政権交代の為だけに、右も左も結集した党である。
バラバラになるのは当然であり、首相の責任と言うより、むしろこうした事態は誰にでも予測できたことである。

にもかかわらず、またしても、政策ではなく、とにかく団結しようという動きも活発である。しかし、明らかに異なる政策の人たちが、例え団結しても、先は見えている。

そんな状況の中で、誰を選ぶか?? 悩む人は多いはずだ。

ただ、一つ言えることは、政治家としての志も信念もなく、「選挙に有利」と言う理由だけで、あっちの党に、こちらの党にと、目まぐるしく動く人には、絶対投票しないということだ。

これまでの議員としての活動や市民活動の経験、環境問題や将来世代に対する考え方、加えて、可能な限り、政治家としての志や信念を見極めながら(なかなか難しいが)、投票しようと思う。
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by JAES21 | 2012-11-16 15:31 | 藤村コノヱが斬る
「財政の崖」より「環境の崖」
大接戦が予想されていたアメリカ大統領選挙であったが、蓋を開けてみるとオバマ現大統領のほぼ圧勝となった。しかしながら、アメリカ国内においても、日本のメディアなどを見ても、2期目のオバマ政権はまず年末から年明けにかけて、いわゆる財政の崖に立たされ、大苦難するであろうと指摘されており、オバマ氏の第2期が順調にスタートできるか危ぶむ声が多いようである。

もちろん「財政の崖」も重要な政治マターであるが、私から見れば、第2期におけるオバマ大統領には、むしろ「環境の崖」の回避に挑戦してもらいたいという思いが強い。

というのも「財政の崖」なるものは、アメリカ経済そのものが大失速してしまったというより、議会における民主党と共和党とのねじれ現象によって政策が進まない可能性があることに起因している。つまり、政治のねじれがこの苦境を生み出しているわけで、政治のねじれさえ何等かの形で克服出来れば、崖は消えるわけである。

しかし、環境の崖は、アメリカ、日本をはじめとする先進国や、途上国も含め、環境の悪化を食い止めることよりも経済成長にあまりにも比重を置きすぎたために生じた崖である。これは議会における妥協や調整で克服できるものではない。人類社会全体の貪欲さがつくりだした崖であるが、その中でもアメリカ政府はブッシュ政権以来の大きな責任があり、第1期のオバマ政権でも、その大きな崖を克服する施策を打ち出すことが出来なかった。

ブッシュ政権は完全に京都議定書から離脱することによって、温暖化政策にはその8年の間、背を向けてしまったが、その後の4年間、オバマ政権は京都議定書に戻る努力もし得ず、漫然と時を過ごしてしまった。また、生物多様性条約についてもパパブッシュの時代からアメリカは背を向け、その状態は今日まで続いている。第1期のオバマ政権は議会との関係や大統領選での再選を目指していたため共和党や共和党支持者を刺激できずに、環境対策に対しては積極的な政策を打ち出し得なかったが、そのこともあって、環境悪化は日に日に加速している。

2期目のオバマ政権には、ぜひこの「環境の崖」回避へ果敢に挑戦していただきたい。
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by JAES21 | 2012-11-12 17:34 | 加藤三郎が斬る
御用NPOにはなれない
エコマーク辺りが始めかと思うが、製品や環境報告書、そして企業の環境度を評価しようという取組もいろいろ出てきた。

私もそうした評価の場に立ち会う事がよくあるが、どうも、ピンポイントでの評価に偏りがちで、LCAで見た場合の環境負荷や環境影響はどうなのか、持続可能な社会を作るといった観点からみるとどうなのか、といった視点が不足しているのではないかと思う事がよくある。

世界中が目指す持続可能な社会とは、環境だけがよければいいわけではない。地球の有限性に配慮した節度ある適度な経済活動も必要だし、何より私たちや将来世代が心身ともに健康で幸せに暮らせる社会でなければならない。

そうした観点からすると、製品や企業の環境度の評価も、当然そうした包括的な視点で行われるべきだ。

私たち環境文明21はもともと「環境問題は文明の問題」ととらえ、本質的な事を追求することが使命である。
だから、つい、こうした会議でも、本質的な疑問を投げかけるし、包括的な視点での評価を試みる。
しかし、多くの場合、『それはご尤もではあるけれど、今回の趣旨は・・・』『課題として残しましょう』と言った具合である。

NPOも大人になって、うまく立ち回ることも必要なのかもしれない。
そう、アドバイスして下さる方もいる。
しかし、どうしても、評価される人、評価を見て選択する人たち、そして次の世代への責任を感じてしまう。

「御用学者」と言う言葉があるが、私は「御用NPO」にはどうしてもなれない、とつくづく思ってしまう。
(久しぶりのブログ、本当に呟いてしまった)
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by JAES21 | 2012-11-05 11:20 | 藤村コノヱが斬る



環境文明21の共同代表「加藤三郎」「藤村コノヱ」の両名が、時事問題等を斬る
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