環境文明21は、環境負荷の少ない持続可能な環境文明社会の構築を目指す環境NPOです。
  

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今こそ、原子力発電について学び、議論しよう
福島第一原子力発電所の事故は、地震とそれに伴う津波が誘発したものとはいえ、原子力発電には大きなリスクがあることを、改めて明らかにしました。
その一方で、この災害で、現代社会における電気の有難さにも、改めて気付かされることとなりました。

電力は、私たちの便利で快適な生活の基盤です。この機会に、電力の多く(日本全体で約30%)を賄っている原子力発電について、もっと学び、みんなで考え、判断することが大切です。

環境文明21では、数年前に「原発建設に賛成?反対?」のディベート式eラーニングを教材として開発しました。この教材では、原発についての賛成意見や反対意見の全体を知り、自らも考え、参加できるようになっています。原発について様々な意見がある中で、私たち一人一人が、どう判断し選択するか、そのための力をつけるものです。
是非、この機会に、原子力発電について学び、みんなで話し合ってください。

【クラスやグループでの学び方の一例】
①eラーニングで、原子力発電をめぐる様々な意見があることを各自で学びます。
②そのあと、みんなで、原子力発電所が私たちの生活や経済活動に与えるメリットやデメリット、課題などについて整理します。
③それらをもとに、みんなで、生活や経済活動に必要なエネルギーはどれくらい必要なのか、それらをどのような方法で賄っていくのか、その場合原子力発電は必要なのか、原子力発電以外の方法(例えば、風力や太陽光、バイオマス発電などの再生可能エネルギー)の可能性など、意見交換してみましょう。

デモページ公開中
ページ中程『体験デモを行う』をクリックで、開始します。

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大きな危機の中で、より多くの方々にこのeラーニング「原子力発電」を体験し考えていただきたいとの思いから、WEB版として、通常より大きく価格を下げてご提供することと致しました。

環境文明21WEB上で、ご入金から半年間¥1,000/1人にて、ご使用いただけます。
また、1,000円の内200円をこの度の原発事故で被災された方への義援金として役立てます。
寄付の宛先につきましては、事務局内で熟考の上、決定し、速やかにWEB上でご報告させていただきます。

なお、当面はこの価格でご提供させていただきますが、状況に応じ変更する場合がございますことご了承ください。
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by JAES21 | 2011-03-29 16:31 | 共同代表が斬る
危機から立ち上がるために

未曾有の大震災、津波に追い打ちをかける形で、福島原子力発電所事故が発生しました。
国内すべての人・モノ・資金を、避けがたい自然災害を被った人々・地域に向けられるべき時期に、このような人災が発生し、かつ、政府もマスコミも、そして被災地以外の多くの人々(特に首都圏)の関心がそちらの方ばかりに向いてしまったことは、誠に残念です。

他の環境NPO同様、環境文明21もかつてより、原子力発電依存への危うさを指摘してきました。すなわち、原子力は未完成の技術であること、人間の手に負えない制御不能な状況が起こりうること、事故が発生した場合その影響は他の事故とは比べものにならないほど深刻で計り知れないものであること。そして何より将来世代に大きなツケを残すこと。
今回の事故は、それらを全て明白にしてしまいました。

現場で命がけで作業して下さっている方々を非難する気持ちは全くありません。ただ、祈りと感謝の気持ちだけです。

しかし、原子力は安全、絶対に事故などはありえない、と言い続けてきた電力会社、経済産業省、原子力推進派の学識者、安全性より収益を重視し作り売り続けている企業、さらにそうした人たちに踊らされて、この非常時に至っても「原子力しかない」という政治家の皆さんの責任は、大きく、決して避けられるものではありません。
そして、快適性や利便性を追い求めてきた私たち都市に住む人間にも、責任の一端はあると思います。

しかし、今は責めることはしません。その代わり、関係者・専門家の知恵と勇気を総動員して、この危機を一日も早く鎮静化してほしいと願うばかりです。

そして、多くの犠牲に報いるためにも、私たち一人一人が、これまでの暮らしや働きかた、再生可能な自然エネルギーの大切さ、社会のあり方を見直し、ささやかでも、安心・安全が確保され、人々の強い絆と信頼の中で心豊かに暮らせる持続可能な環境文明社会を築いていくために、知恵を出し合い、互いに協力しあって、実現していくことが大切なのだと思います。
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by JAES21 | 2011-03-22 13:15 | 藤村コノヱが斬る
ダモクレスの剣の下の日本
「ダモクレスの剣」とは、王様の生活は華麗に見えても、実は頭上を見ると鋭い剣がいつ切れるとも知れない一本の細い糸で繋がれている下での豪華さに過ぎないということを諭した言葉である。
3月11日の午後に発生した東北関東大震災がもたらしたものは、まさに私たちの豊かな生活が、実はダモクレスの剣を想起させていることを劇的に示したものであると言えよう。

今回の大震災は、大津波を引き起し、また、それに関連した火災など、おびただしい人の日常の生活を一瞬にして破壊し尽くしてしまう荒々しさ。それは連日恐ろしいまでに、東京にいる私たちにも刻々とテレビが伝えている通りである。

この大津波による様々な災害、人命、健康、財産の損傷だけでも、重大な事件であるのに、もう一つ、まさにダモクレスの剣を実感させる出来事が起こっている。それは、東京電力福島第1原子力発電所の1号機、2号機、3号機、そして4号機の大災害である。1~3号機では、いわゆる炉心溶融が起こっているという、それ自体極めて重大な原子力発電所の事故であるが、特に2号機では、原子炉を包み込んでいる格納容器にまで損傷が及んだ可能性が大きいと報じられている。1979年のスリーマイル島での原子力事故を想起させる重大事故が発生している。
このような予期せぬ重大事故に対して、東京電力の対応は、混乱し迷走していることは、記者会見を通じて、国民の目に白日の如くさらされてしまった。そして、私たちの快適な生活を支えている電力の少なからぬ部分を支えている原子力が、大震災という自然の威力の前には、ダモクレスの剣の如く脆弱であることを明瞭に示してしまった。これは、かねてから、私たちが主張している文明の転換、即ち、生産と消費のあり方、私たちの生き方・価値観の転換を迫ることになると思う。

たまたま11日に起こった大事件と言えば、2001年9月11日アメリカで発生した同時多発テロを想い起こす。この場合は、今回の震災とは原因を全く異にする人災であるが、この出来事は、アメリカとその同盟国を「テロとの戦争」へと駆り立てた。そして、10年経った今でもアメリカは、その泥沼から抜け出せないだけでなく、威信や国力を損ないつつある。
その10年後の3月11日に発生した日本の東北関東大震災は、日本国民にどのような決断を迫ろうとしているのであろうか。私たちがこれまで営々として築いてきた、豊かさや快適さを追求する文明社会が、ダモクレスの剣の下にあるような不安定で危険でもある文明社会であることを明らかにしているのではなかろうか。

これを避けるためには、質素だけれど平安で、持続的な社会(私たちはそれを環境文明社会と呼ぶ)に向かう準備と意志を改めて求めているのではと考える。
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by JAES21 | 2011-03-15 17:06 | 加藤三郎が斬る
未曾有の大地震
未曾有の大地震、そして原発事故と、日本は今危機的状況の中にあります。
被災された方々には、現時点では、心よりのお見舞いと様々な祈りを伝えます。

一方原発事故の処理に当たられている現場の方々にも、これ以上の深刻な事態に陥らないよう頑張ってください。

そして、何より、東京電力の幹部の方、原発を推進してきた産業界の方や有識者の方、経済産業省、そうした人たちに踊らされてきた政治家の皆さん、「原発は不完全な技術」であることを謙虚に認めて下さい。そして、想像を絶する危機に対して、皆さんの知恵と力を結集し、将来世代も含む国民の命を護るために、命を張って下さい。

正直に国民に危機を伝えて下さい。


私たちも、一人ひとり、家族や仲間と、できる限りのことをやりますから。
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by JAES21 | 2011-03-15 11:00 | 藤村コノヱが斬る
恥ずかしい数字
公立小中学校の教員のうち、非正規教員が全体の15.6%もいることが報じられた。
人件費抑制のため給与水準の低い非常勤講師を年々増やした結果だという。

非常勤講師が必ずしも悪いわけではない。
中には、正規の教員よりずっと熱心に教材研究に取り組み子供たちと向き合っている人がいることは確かで、実際に私の周りにもそうした人はいる。
しかし、非常勤では、中長期的な指導ができず、その場限りの教育になってしまう可能性は高い。人を育てるには時間がかかる。まして、子どもとの信頼関係の上に真の教育が成り立つことを考えると、非常勤というのは決して望ましい姿ではない。

政権が代わり「コンクリートから人へ」のコンセプトはよかった。しかし、将来の日本を担う子供たちの教育に国に財政難のしわ寄せを持ってくるなど、とんでもない話である。今回のこの数字は、この国の大人たちが、いかに教育の価値を軽視し、将来世代のことを考えていないかを如実に表す数字である。GDPが中国に抜かれたことより、もっと恥ずかしい数字に思える。
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by JAES21 | 2011-03-10 10:40 | 藤村コノヱが斬る
エクセレントNPO宣言団体第一号
「環境文明21」がエクセレントNPO宣言団体第一号に承認された。



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これは「言論NPO」という組織が評価基準を作り、優れた活動と組織運営をしているNPOを後押ししようという新たな試みである。NPOがNPOを評価し認証(?)することに対しては、どんな基準なのか、その基準は妥当か、誰が評価するのか、NPOの評価で信頼性は確保できるか、などなど賛否両論あるようだ。特にこれまで役所のお墨付きが絶対であった我が国では当然予測される反応である。そして申請した私たちも、前述したような点に疑問を全く持たないわけではない。しかし、新しい試みには必ず反論があるのが常であるし、それを乗り越えなければ新しいことは始まらないというのも常である。「言論NPO」自体が、この試みの目的と評価基準を明確にし、「私たちはこうした基準でこんな方法で評価した」ということを、自信を持って表明すれば、問題ないというのが私たちの考えである。何より、役所のお墨付きではなく、NPOがNPOを評価する基準に合格したことが認められれば、こちらの方がよほど公平・公正な目での評価ではないかと思う。

ただし、今回は「エクセレントNPOを目指す宣言団体になった」ということで、実際のエクセレントNPOになるには、さらに第1段階あるとのこと。NPOらしく、しがらみにとらわれない明快かつ公平・公正なしくみで、世のため人のために本気で活動するNPOを応援するものになってほしい。
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by JAES21 | 2011-03-03 14:46 | 共同代表が斬る



環境文明21の共同代表「加藤三郎」「藤村コノヱ」の両名が、時事問題等を斬る
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