環境文明21は、環境負荷の少ない持続可能な環境文明社会の構築を目指す環境NPOです。
  

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政治家の一言
市民活動出身の菅さんが首相になって、NPOとしては少なからず期待した。しかしその期待は早くも裏切られそうである。「参院選に勝利することが最大の目標である」という趣旨の発言がテレビを通じて流れてきたのである。党内での発言であり、おそらくその前後にはいろんな発言をしているものと思われるが、それにしても、就任早々の発言がこれでは、「菅さんも他の政治同様、やはり選挙のことしか考えていないのか」とがっかりしてしまう。

また昨日6月22の党首討論会で、みんなの党の渡辺さんの「毎年4~5%経済成長すれば、5年くらいで財政赤字は解消する。だから消費税なんか入れる必要はない」という趣旨の発言にも唖然!!そんなばかげた話を信じるほど、国民はバカではない。

双方とも、その前後の発言は放映されないから、真意は分からない。しかし、ニュースなどのマスコミ報道はある部分だけ切り取って報じるのが常識である。だとすると、どの部分を切り取って報じられてもいいように、政治家はもっと緊張感と責任感を持って一言、一言発するべきである。
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by JAES21 | 2010-06-24 17:25 | 藤村コノヱが斬る
地球温暖化対策基本法案は廃案を機に出直せ
鳩山前首相は、昨年9月に組閣をするとその直後に国連に出掛けていき、日本政府の温暖化対策に対する熱い思いを披歴した。そのなかで、2020年に90年比で25%削減するとの中期目標を明らかにし、会場からも国際社会からも大きな注目を受けた。
しかしながら、その高い目標をどう達成するかの厳しい戦略づくりと覚悟がなかったためにその後、鳩山内閣の温暖化政策は失速してしまった。

今年の三月、国会に地球温暖化対策基本法なる法案を提出し、確かにその中に2020年には25%削減、2050年には80%削減という数値を示し、それを達成する基本的施策として、国内排出量取引制度の法制化、地球温暖化対策税(仮称)の来年度の実施に向けて成案を得る、さらに再生可能エネルギーの全量固定買取制度の創設などが盛り込んではいるものの、肝心の中期目標は、「すべての主要な国が、公平なかつ実効性が確保された地球温暖化の防止のための国際的な枠組みを構築するとともに、温室効果ガスの排出量に関する意欲的な目標について合意をしたと認められる場合に設定されるもの」との前提条件を付けてしまった。要は、他の国がやらなかったら私たちは25%を目指しませんよと言ったに等しい。大幅削減を可能とする主要な政策である排出量取引制度についても、排出量総量の限度を定める方法を基本としつつも、生産量等の一単位当たりの排出量の限度と定める方法についても検討を行うと法案に明記した。

私は、鳩山内閣が提出したこの法案を見て、これでは25%は蜃気楼のようなもので、鳩山内閣には、これを達成するだけの覚悟と戦略はないと見てがっかりしていたが、案の定、衆議院は強行採決によって通したものの、参議院では廃案を決めてしまった。昨年9月の鳩山さんの国際社会に向けて大見栄を切った公約は最初から根がなかっただけに、あっさりと消えてしまった。これは日本にとっても世界にとっても不幸であるが、先程述べたような重大な欠点を持つ法案を通すくらいなら、誰にも明確な法案につくり直して参議院選挙後、速やかに提出し直すべきである。

ついでに言えば、私自身は2020年の目標は25%でなくとも、現状からみて(真水で)15%でも減らせれば良しと考える。何故なら、2020年は所詮2050年に至る一里塚にすぎないので、2050年までに80%以上の削減に確実にたどりつくだけのしっかりしたロードマップを2030年、40年へと描くことのほうが大事だからである。
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by JAES21 | 2010-06-17 13:38 | 加藤三郎が斬る
隗より始めよ
国民の大きな期待のもとに発足した鳩山政権もわずか9カ月足らずで終焉を迎え、菅さんがその後を引き継ぐことになった。

温暖化対策基本法はどうなるのか、今のところ少しも新しくない「新しい公共」政策はどうなるのか、などなど、不安要素は山積みだか、そうしたことは別途記すとして、「無駄遣い」について少し述べたい。様々な仕分けが行われ、その方法には若干の異論があるものの、これまで公然と使われていた明らかな無駄が削減されたことは意味がある。しかし、その一方で国会議員は自らの無駄を削減することを忘れているように思う。政争に明け暮れ、国会議員の最も大きな責任である国会での政策審議をまともにならない、審議が遅れれば安易に国会会期の延長をする、そしてなにかあれば解散選挙を叫ぶ。こうしたこと自体、国民の目から見れば大きな無駄である。1日国会を開催するのにどれだけのエネルギーとコストがかかるか、選挙にどれだけの税金が投入されるか、はっきりした数字は分からないが、かなりの費用がかかっているはずである。

国会議員の削減や仕分けで廃止になった事業を本当に廃止するには様々な手続きが必要である。しかし、国会議員がもたらす無駄を省くには、国会議員自らが変わればいいのである。すなわち、国会の期間内にしっかりした審議をする、選挙選挙で明け暮れるのではなく与野党ともに国民が求めている政治、持続可能な社会に向かう政治を責任を持ってやる、そうした議員としての当たり前の姿に戻ればいいだけのことだ。「隗より始めよ」である。
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by JAES21 | 2010-06-10 18:49 | 藤村コノヱが斬る



環境文明21の共同代表「加藤三郎」「藤村コノヱ」の両名が、時事問題等を斬る
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