環境文明21は、環境負荷の少ない持続可能な環境文明社会の構築を目指す環境NPOです。
  

国家権力の怖さ
国家権力の怖さ

昨年12月に、多くの反対を押し切って成立した特定秘密保護法。
成立後もこれに反対する市民集会がたびたび開催されている。私たち環境NPOも「私たち環境NPOは特定秘密保護法の施行凍結、廃止を求めます。私たちはあきらめない」という緩やかな連携を立ち上げ、国際協力関係のNGOも同様ネットワークを作るなどして、成立後も異議申し立ての活動を続けている。

しかし、こうした市民の動きを無視するかのように、政府は「特定秘密」の指定・解除の統一基準を首相に助言する有識者会議を発足させた。そして座長に渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長が就いた。読売と言えば、元社主の正力松太郎氏は中曽根元首相とともに原発を日本に導入した人であり、今も原発再稼働に積極的なメディアである。保護法に関しても賛成派である。まさにお友達人事であり、こうした会議で公平・公正な意見が出るとは思えない。

ある友人が秘密保護法反対の官邸前デモに参加した時のことを話してくれた。それによると、通常のデモであれば通行人が途中参加することも可能だが、このデモでは警備のガードが厳しく一切それは不可能だったと。さらに行進する集団と集団の間を詰めさせず、集団が大きくならないように厳しくガードされ、目と鼻の先にある日比谷公園から国会前までのデモに4時間以上かかったと。

市民の活動は広めたくてもなかなか広まらない。これは私たちNPOも含めた市民力の弱さである。市民力を強くしなければ、決して持続可能な社会にはならない。
しかし、少なくとも現在の政治状況はこれとは全く逆の方向に向かいつつある。

これまであまり感じたことのなかった「権力の怖さ」を日常的に感じるこの頃である。
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by JAES21 | 2014-01-21 13:38 | 藤村コノヱが斬る
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環境文明21の共同代表「加藤三郎」「藤村コノヱ」の両名が、時事問題等を斬る
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