環境文明21は、環境負荷の少ない持続可能な環境文明社会の構築を目指す環境NPOです。
  

原爆投下の日に思う

今年も広島、そして長崎への原爆投下の日がやってきた。
あれから68年、いまだに広島では毎年6000人近くの方が後遺症などの影響で亡くなっているという。
特に最近になって、遺伝子レベルでの研究が進み、新たにMDS(骨髄異形成症候群)という「第二の白血病」といわれる血液のがんで亡くなられる被爆者も増えているそうだ。
放射線により一つの遺伝子が傷つけられると、その異常がやがて年月を経て染色体全体の異常へと変異し、がん化するのだという。

福島の原発事故でもその健康被害について報道が続いた。
しかし、医学的な見解も様々で何を信じればいいのか、いまだに明確な見解はない。
ただ、放射線により遺伝子が傷つけられることは確実なようだ。

安倍政権は、事故の究明も事故後の処理も、そして健康被害についても明確にしないままに、原発の再稼働を進めようとしている。また、原発の海外への売り込みにも熱心である。
原発を動かし続ければ、国民は常に事故の恐怖におびえなければならない。
そして、核兵器の原料となるプルトニウムもたまり続ける。

松井広島市長は、核抑止力に依存するのではなく、信頼と対話に基づく安全保障体制の構築を世界各国に呼びかけた。
そして、安倍総理は、日本には核兵器のない世界を実現していく責務があり、非核三原則を堅持しつつ、恒久平和の実現に力を惜しまぬことを誓うと述べた。
しかし、その言葉に迫力も誠実さも感じられなかったのは、私だけではないと思う。

8月6日、8月9日、そして3月11日は、日本人が忘れてはならない日である。
唯一の被爆国であり、世界最大の原発事故を引き起こしてしまった日本が、この日の惨劇を忘れず、謙虚に、しかし勇気を持って、核兵器廃絶と原発の早期廃炉への道を進むことを世界に向け発信する日にしなければ、と強く思う。
[PR]
by JAES21 | 2013-08-08 10:27 | 藤村コノヱが斬る
<< 原爆投下の日に思う 原発再稼働問題への気になる視点 >>



環境文明21の共同代表「加藤三郎」「藤村コノヱ」の両名が、時事問題等を斬る
by JAES21
カテゴリ
全体
会報巻頭言『風』
加藤三郎が斬る
藤村コノヱが斬る
共同代表が斬る
はじめにお読み下さい
未分類
以前の記事
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 05月
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧