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教育を経済の僕(しもべ)にしないように!

参院選も大方の予想通り自民党の圧勝で終わった。3.11という未曾有の悲劇を経験して「日本は大きく変わるかもしれない」という期待がまた裏切られる結果となった。
これで、脱原発は遠のき、温暖化対策の停滞も続くことになるだろう。

そんな中で、選挙戦でも大きな論点にならなかったが、教育の更なる劣化も極めて心配である。選挙前、自民党は教育政策の公約として、「世界で勝てる人材の育成」を掲げた。まさに企業戦士、それもグローバルに戦える一部企業戦士の育成であり、「英会話やIT能力に優れ、海外でも技術革新を生み出せる」人材を想定しているという。

確かにITも英語も使いこなせれば、それに越したことはないだろう。
しかし、ITにどんなに長けていても、ITのメリット・デメリットを理解した上で、的確な情報を取捨選択する力、それを自らの考察と結びつけて活用する力がなければ、単なる道具でしかないし、犯罪の道具にもなりかねない。

また、どんなに流暢な英語がしゃべれても、語るべき内容がなければ、到底人を感動させたり説得することはできず、世界で戦う力にはなり得ない。

教育の目的は、世界と戦う人間の育成ではないし、まして企業戦士を育成することでもない。
人間として悩み苦しみながらも自己の生き方を模索し確立することのできる力を育てることであり、社会そして世界の持続性に貢献できる力を培うことである。

例え、政治が経済の僕に成り下がったとしても、教育はそれに与してはならないと思う。そうでなければ、日本はますます薄っぺらな国になってしまいそうな気がする。

そんなことにならないよう、私たち市民は、あきらめずに、自らなすべきことをした上で、政治への監視をますます強めなければならないと思う。
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by JAES21 | 2013-07-23 09:46 | 藤村コノヱが斬る
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環境文明21の共同代表「加藤三郎」「藤村コノヱ」の両名が、時事問題等を斬る
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