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一石三鳥となる節電・省エネ


1月24日付の報道各紙は、2012年の貿易統計が、6兆9千億円余の過去最大の赤字となったと報じている。

その主な原因は、原発稼働停止に伴う火力発電向けのLNG(液化天然ガス)の輸入額が、過去最高の6兆15億円になったためだという。

たしかに貿易赤字問題は、日本経済にとって深刻であり、円安の一原因になっていると思われるが、この事態を軽減する施策がないわけではない。
それは、節電・省エネの徹底である。
私は節電・省エネをきちんと実施すれば一石二鳥どころか一石三鳥の価値が見込まれるとみている。

LNGを含む化石燃料の輸入は、27兆円前後になったが、節電・省エネを実施することによって、仮に1割から2割の省エネを実行出来れば、海外に黙って出ていく輸入代金を毎年、数兆円規模で節減できる。昨年および一昨年夏の経験によれば、1割前後の節電・省エネはその気になればかなりのことが出来ると実証されている。

そして2つ目は、化石燃料の燃焼に起因するCO2の排出減である。化石燃料の省エネをすることによって、その分だけCO2の排出量も減る。これは言うまでもなく温暖化対策に役立ち、お金を使って海外から排出枠を買う分も減るという意味で、これまた経済にプラスに働く。

3つ目の利点は、このように節電・省エネをすることによって、外国に流出しなくて済む毎年数兆円もの資金を国内への省エネ・創エネ・蓄エネ、送配電の系統強化などを実行する資金として投入することが出来る。海外に流出していた資金が日本国内で回ることになり、技術の開発、雇用の創出、さらには新しい環境ビジネスの創造にもつながっていく。

節電・省エネについて、暗く厳しい面が強調されることがままあるが、それよりも大きな利点があることを今一度確認すべきである。
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by JAES21 | 2013-02-05 16:00 | 加藤三郎が斬る
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環境文明21の共同代表「加藤三郎」「藤村コノヱ」の両名が、時事問題等を斬る
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