環境文明21は、環境負荷の少ない持続可能な環境文明社会の構築を目指す環境NPOです。
  

昨日の事故も私たちへの警告

昨日のトンネル内事故、こんなことがあるのか、と驚かれた方も多いかと思う。
亡くなられた方は本当にお気の毒だ。しかし、考えてみると、これもまた起きるべくして起きた事故という見方もできるのではなかろうか。

高度成長期、様々な(科学)技術の進展とともに、道路も鉄道も、とにかく大量に建設されてきた。日本中が、作り続けることに躍起になり、その後のことなど考えもしなかったし、それが許される時代でもあったのかもしれない。

しかし、それから30年50年が経過し、施設の老朽化やそれに伴う事故・課題があちこちで露呈し始めている。LCA(ライフ・サイクル・アセスメント)というような考え方もない時代のツケが、これから拡大してくる、そんな悪い予感がする。

というより、そうした警告は既に色々なところで発せられてきた。
原発事故もそのひとつであろう。

勿論、今回の事故は、原発とは事故の質もその影響も大きく異なる。
しかし、LCA的な考え方が欠落していた点(特に原発の場合は廃棄物、今回の事故の場合は老朽化)、技術への過信、そして経済性を理由にメンテナンスを軽んじていたという点では、同じではなかろうか。
加えて、「今が快適で便利ならいい」「今が経済的に豊かならいい」と言う考え方が、次の世代に大きなツケを残すという点でも、同じような気がする。

今回の選挙では、公共事業も争点になっている。
新しいモノを無計画につくる公共事業ではなく、これまでのものをメンテナンスする、新しい技術を使いより安全で環境に配慮したものに改造する、仮に新しいモノを作る場合でも、その過程、その最後、次世代まで見通し、そこで生じるリスクを考えてから、作るかどうか判断する、そして、その中で、雇用も確保する。そんな公共事業なら、是非やってほしい。

3.11、原発事故だけでなく、こうした一つ一つの災害・事故は、私たちへの警告として受け止め、対応策を考えなければならない、本当に大変な時代になってきた。
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by JAES21 | 2012-12-03 13:58 | 藤村コノヱが斬る
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環境文明21の共同代表「加藤三郎」「藤村コノヱ」の両名が、時事問題等を斬る
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