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原発推進派の懐柔
枝野経済産業大臣が、原発の安全性が確保され、地域住民の納得が得られれば、原発を再稼働する旨を明らかにした。

この人もか、と言う思いである。

3.11以降の脱原発の世論の高まりの中で、原発推進派は一見なりを潜めていたように見えた。しかし、一般市民が気づかないところで、推進派は経済産業省とともに、議員懐柔の手を緩めることはなく、いつの間にか、充分な検証・議論もないままにストレステスト結果を容認し、再稼働の動きへと持っていこうとしている。

実際、脱原発への国民の関心は、少しずつ薄れているようにも見える。これまでの反対運動同様、実際に政府の会議に参加し激しく抗議するのは、ごく一部の限られた人たちである。勿論こうした人たちの行動があるからこそ、推進派の動きにブレーキがかかっていることは事実だと思う。しかし、多くの国民の関心が少しずつ薄れていけば、「反対するのは一部の人たち」として、推進派の意見がまかり通り、何も変わらないことになりかねない。

国民の関心の低下を待って、じわじわと方針をもとに戻すというのが、推進派の常套手段であり、このままでは、国民はまたしてもその手に乗ってしまうことになる。

今日の毎日新聞は、福島以後、いち早く脱原発方針を打ち出したスイスが、国民の関心が薄いだ後、原子力の研究開発は続けるという法案修正を行った旨報じている。



現世代の物質的な豊かさと将来世代の命の危機、どちらを選択するか、世界中が揺れている。

明治初期、日本を訪れた外国人が、「日本人ほど子どもを愛する国民はいない」と褒められた日本人。

子どもたちに、これ以上のツケを残さない、そんな国民でありたいと思うのは、私だけではないはずだ。

参考リンク
毎日JP 「スイス:福島事故直後に「脱原発」方針のはずが、推進派巻き返し 「開発は継続」を選択」
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by JAES21 | 2012-02-27 15:35 | 藤村コノヱが斬る
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環境文明21の共同代表「加藤三郎」「藤村コノヱ」の両名が、時事問題等を斬る
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