環境文明21は、環境負荷の少ない持続可能な環境文明社会の構築を目指す環境NPOです。
  

困ったときはお互いさま

被災地のがれき処理が大きな問題となっている。

本来、家庭から排出される一般ごみは、個々の市町村で処理することが原則である。
しかし、今回はその量が膨大なため、例えば、環境大臣が市町村に代わって災害廃棄物を処理できるとし、その費用も国が負担するなど、様々な特例措置が取られている。

こうしたことを受けて、東京都では岩手・宮城の両県の災害廃棄物の受け入れを開始した。

しかしその後、これに続く動きが見られない。
その大きな理由は、廃棄物に福島第一原発事故による放射性物質が付着しているのではないかという不安をもつ住民の反対である。
通常のごみ処理施設の建設でさえ反対運動が多いのだから、今回の住民の反対も分からないわけではない。

しかし、運び込まれる廃棄物については、被災地から搬出する際はもとより、受入後も破砕・焼却・埋立後に測定するなど、厳しいチェックが行われている。そして、国立環境研究所などの研究機関でも、安全性の確認が繰り返されている。

「行政や研究者の言う事は信頼できない」と言われればそれまでだ。

しかし、1年前のあの悲惨さ、被災地の人々の悲しみや苦しみや悔しさ、それらに向けられた多くの日本人の「何かできないか」という互助の気持ちを、思い出してほしい。
互いに助け合う日本人の素晴らしさに世界中から絶賛の声が寄せられたことを、思い出してほしい。
「困った時はお互い様」「情けは人のためならず」である。

そして、快適で便利な生活と経済的成長を得るために(無意識のうちに)選択してきた「原発」と、例え今すぐ「サヨナラ」したとしても、私たちは生涯付き合っていかなければならないという覚悟が必要なのだと思う。
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by JAES21 | 2012-02-14 17:25 | 藤村コノヱが斬る
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環境文明21の共同代表「加藤三郎」「藤村コノヱ」の両名が、時事問題等を斬る
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