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新政権の温暖化対策の行方

9月2日、正式に発足した野田佳彦政権の課題を示す所信表明演説は、9月13日に行われた。ここでどのようなことが語られるか、関心を持って見ていた。
東日本大震災からの復旧、復興、そして、福島第一原発の後始末のことには大きく触れたが、温暖化対策については全く触れていなかったのが、甚だ気になる。

正確には、野田首相の長い演説朗読の中で、「地球温暖化」言う言葉は一回だけ出てくる。しかし、それは、企業の民間活力を引き出す、あくまでも一分野として触れているのに過ぎず、「気候変動」に至っては素っ気なく、「気候変動に関する国際交渉への対応」とだけしか触れられていない。

つまり、所信表明演説を見る限りでは、野田首相の頭の中には地球温暖化対策の重大性や戦略性の認識は、全く無いに等しい。

このブログで、繰り返し指摘しているように、世界的には温暖化によると思われる異常気象が頻発しており、そして、2ヵ月後には、南アフリカ・ダーバンで、京都議定書の後、どのような国際的な枠組みを作るかの重要な国際会議が開かれようとしている。(鳩山首相が国連の大舞台で、日本は90年比で2020年までに25%削減すると、胸を張って宣言したのは、わずか2年前のことである。)

今の日本で、震災復興や原発事故の後始末が急務であることはよく分かるが、温暖化問題の重大性についての認識を欠いていると、近い内に温暖化に起因すると思われる甚大な自然災害(この夏、和歌山や奈良で起こった記録的豪雨もその一つ)に対応出来ないことを危惧している。
従って、成長戦略などを考えるためにも、温暖化対策を一つのバネとして、日本の環境ビジネスを強化してもらいたいものである。
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by JAES21 | 2011-09-20 17:54 | 加藤三郎が斬る
<< 地球温暖化は待ってはくれない! 本質的なエネルギー教育を!! >>



環境文明21の共同代表「加藤三郎」「藤村コノヱ」の両名が、時事問題等を斬る
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