環境教育推進法の改正案が先週金曜日に衆議院環境委員会を通過した。今週参議院での審議を無事通過すれば、2年越しの私たちの願いがかなうことになる。
もともと、この法律は私たち環境文明21が骨子案を作成し、議員立法を働きかけて成立したもの。しかし、当初の法律は、私たちの提案とは程遠いものであったことから、改正に向けては、環境政策形成過程への市民団体の参加の保障、学校における「環境科」の設置、環境保全活動を行う市民団体への支援強化などを要望していていたが、改正案ではその多くが取り入れられる形になっている。これが成立すれば、環境教育も環境保全活動もより進むはずだ。
「『環境教育推進法』の改正に向けた要望書2008年11月18日」
しかし、一寸先は闇、が国会である。
2年前も与野党合意ができ、あと一歩のところで国会解散となり廃案になった経緯がある。それ以来、内容的には殆ど変化はない。要は、本来の議員の使命より、政局重視にあけくれて、2年という時間だけが過ぎたということだ。
政局・政争に明け暮れる国会には国民はうんざりしている。
そんなことより、災害復興、原発の鎮静化、そして通すべき法律をいち早く通してほしいものだ。