環境文明21は、環境負荷の少ない持続可能な環境文明社会の構築を目指す環境NPOです。
  

危機から立ち上がるために

未曾有の大震災、津波に追い打ちをかける形で、福島原子力発電所事故が発生しました。
国内すべての人・モノ・資金を、避けがたい自然災害を被った人々・地域に向けられるべき時期に、このような人災が発生し、かつ、政府もマスコミも、そして被災地以外の多くの人々(特に首都圏)の関心がそちらの方ばかりに向いてしまったことは、誠に残念です。

他の環境NPO同様、環境文明21もかつてより、原子力発電依存への危うさを指摘してきました。すなわち、原子力は未完成の技術であること、人間の手に負えない制御不能な状況が起こりうること、事故が発生した場合その影響は他の事故とは比べものにならないほど深刻で計り知れないものであること。そして何より将来世代に大きなツケを残すこと。
今回の事故は、それらを全て明白にしてしまいました。

現場で命がけで作業して下さっている方々を非難する気持ちは全くありません。ただ、祈りと感謝の気持ちだけです。

しかし、原子力は安全、絶対に事故などはありえない、と言い続けてきた電力会社、経済産業省、原子力推進派の学識者、安全性より収益を重視し作り売り続けている企業、さらにそうした人たちに踊らされて、この非常時に至っても「原子力しかない」という政治家の皆さんの責任は、大きく、決して避けられるものではありません。
そして、快適性や利便性を追い求めてきた私たち都市に住む人間にも、責任の一端はあると思います。

しかし、今は責めることはしません。その代わり、関係者・専門家の知恵と勇気を総動員して、この危機を一日も早く鎮静化してほしいと願うばかりです。

そして、多くの犠牲に報いるためにも、私たち一人一人が、これまでの暮らしや働きかた、再生可能な自然エネルギーの大切さ、社会のあり方を見直し、ささやかでも、安心・安全が確保され、人々の強い絆と信頼の中で心豊かに暮らせる持続可能な環境文明社会を築いていくために、知恵を出し合い、互いに協力しあって、実現していくことが大切なのだと思います。
[PR]
by JAES21 | 2011-03-22 13:15 | 藤村コノヱが斬る
<< 今こそ、原子力発電について学び... ダモクレスの剣の下の日本 >>



環境文明21の共同代表「加藤三郎」「藤村コノヱ」の両名が、時事問題等を斬る
by JAES21
カテゴリ
全体
会報巻頭言『風』
加藤三郎が斬る
藤村コノヱが斬る
共同代表が斬る
はじめにお読み下さい
未分類
以前の記事
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 05月
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧