環境文明21は、環境負荷の少ない持続可能な環境文明社会の構築を目指す環境NPOです。
  

行方不明の温暖化対策
 今、政治の世界では、民主党の代表選一色だ。菅直人首相も小沢一郎前幹事長も活発に論争を交わしている。これはこれでいいが、温暖化については、両者ともほとんどまともな議論をしていない。
 
 昨年のちょうど今頃、鳩山首相は、胸を張って国連で、日本は2020年までに90年比25%削減すると国際社会にも公約した。
 その公約を聞いた時に私は非常に喜んだが同時に、厳しいハードルをくぐることが出来るかどうかを懸念した。不幸にして、その懸念は当たり、鳩山さんは言いっぱなしで、そのフォローアップは事実上ほとんどない。
 私自身は、これほど厳しいハードルをくぐるためには、短期的には痛みを伴うが、しかし、日本の将来世代のために、日本の企業の競争力を高め、力強く再生していくために、必要だということをどこにいっても言い続けて欲しかった。 

 代わった菅さんも温暖化については、ほとんどそれらしいことを言っていない。彼の新成長戦略の中で、いの一番に環境エネルギー政策を置いたけれども、しかし、それを達成するための具体策とそれを実現させるための執着力がほとんど見えない。小沢さんも同様だ。足元の問題は、経済であり、雇用であることは言うまでもない。しかし、過去10年20年、日本の政治が、足元のことばかりにとらわれて、少し先の5年、10年先の課題を真剣に議論してこなかったことが、日本が袋小路に入り、国力を衰微させている大きな原因だ。

 今からでは、もう遅すぎるが、菅さんであれ、小沢さんであれ、どちらかが総理大臣になったときは、ぜひ温暖化問題の重要性と戦略性に着目して、日本の社会と企業に喝を入れ、再生をもたらすものとして、しっかりとした政策の立案と実行を期待したいものだ。
[PR]
by JAES21 | 2010-09-09 11:34 | 加藤三郎が斬る
<< 非常に問題なアメリカの不在 しっかりしてください! >>



環境文明21の共同代表「加藤三郎」「藤村コノヱ」の両名が、時事問題等を斬る
by JAES21
カテゴリ
全体
会報巻頭言『風』
加藤三郎が斬る
藤村コノヱが斬る
共同代表が斬る
はじめにお読み下さい
未分類
以前の記事
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 05月
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧